2024年4月21日、5年ぶりにF1中国GPが開催された。
そして今回はスプリントレースが前日に行われている。
ちなみにスプリントレースとは、本戦前に開催される100kmの短距離レースだ。
ポイントは1位が8ポイント、2位が7ポイント・・・8位が1ポイントの獲得となる。
スプリントレースは2021年のイギリスGPから始まったが、正直言って個人的にはあまり好ましく思っていない。
なぜならば、本戦前におおよそのレース結果が見えてしまうからだ。
世論的にも否定的な声が多いと思われる。
とは言ってもせっかくのレースなので、まずはこちらをおさらいしておく。
中国GPスプリントレースの結果は以下の通りだ。
Pos. No. Driver Team Time / Gap Laps 1 1 M.フェルスタッペン レッドブル 32’04.660 19 2 44 L.ハミルトン メルセデス 0’13.043 19 3 11 S.ペレス レッドブル 0’15.258 19 4 16 C.ルクレール フェラーリ 0’17.486 19 5 55 C.サインツ フェラーリ 0’20.696 19 6 4 L.ノリス マクラーレン 0’22.088 19 7 81 O.ピアストリ マクラーレン 0’24.713 19 8 63 G.ラッセル メルセデス 0’25.696 19 9 24 周冠宇 キック・ザウバー 0’31.951 19 10 20 K.マグヌッセン ハース 0’37.398 19 11 3 D.リカルド RB 0’37.840 19 12 77 V.ボッタス キック・ザウバー 0’38.295 19 13 31 E.オコン アルピーヌ 0’39.841 19 14 18 L.ストロール アストンマーティン 0’40.299 19 15 10 P.ガスリー アルピーヌ 0’40.838 19 16 22 角田裕毅 RB 0’41.870 19 17 23 A.アルボン ウイリアムズ 0’42.998 19 18 2 L.サージェント ウイリアムズ 0’46.352 19 19 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 0’49.630 19 20 14 F.アロンソ アストンマーティン DNF 17 【正式結果】2024年F1第4戦中国GPスプリントレース ※CarNo.14(フェルナンド・アロンソ)10秒のタイム加算ペナルティ:CarNo.55(カルロス・サインツ)との接触の原因
auto sport web様より引用
スタートはハミルトンとアロンソが良かった。ノリスは残念。
しかしいつも通りというべきか、フェルスタッペンが7周目にアロンソ、9周目にハミルトンを抜き去るとそのまま王者の走り。
16周目は見応えがあった。
3位争いをアロンソとサインツしているなか、ペレスが隙をついて3位へジャンプアップ。
サインツとルクレールのフェラーリ2台に交わされたアロンソは一気に6位まで後退。
ちなみにアロンソはパンクでピットイン、その後リタイヤに終わった。
結果的にレッドブルのワンスリーフィニッシュ。
2位のハミルトンは大健闘だ。
フェラーリ2台の内部争いが激化している様子も窺える。
角田はセッティングが合わないのか下位に沈みリカルドに今季初敗北。
まあ、結局はレッドブルの強さが目立つ戦いだった。
本戦もそう大きく変わらないのではないのか?という予想で本戦へと突入していく。
スプリントレースの翌日、中国GPの本戦が行われた。
レース結果は以下の通り。
auto sport web様より引用
Pos No. Driver Team Time/Gap Laps 1 1 M.フェルスタッペン レッドブル 1h40’52.554 56 2 4 L.ノリス マクラーレン 13.773 56 3 11 S.ペレス レッドブル 19.160 56 4 16 C.ルクレール フェラーリ 23.623 56 5 55 C.サインツ フェラーリ 33.983 56 6 63 G.ラッセル メルセデス 38.724 56 7 14 F.アロンソ アストンマーティン 43.414 56 8 81 O.ピアストリ マクラーレン 56.198 56 9 44 L.ハミルトン メルセデス 57.986 56 10 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 1’00.476 56 11 31 E.オコン アルピーヌ 1’02.812 56 12 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’05.506 56 13 10 P.ガスリー アルピーヌ 1’09.223 56 14 24 周冠宇 キック・ザウバー 1’11.689 56 15 18 L.ストロール アストンマーティン 1’22.786 56 16 20 K.マグヌッセン ハース 1’27.533 56 17 2 L.サージェント ウイリアムズ 1’35.110 56 NC 3 D.リカルド RB DNF 33 NC 22 角田裕毅 RB DNF 26 NC 77 V.ボッタス キック・ザウバー DNF 19 【正式結果】2024年F1第4戦中国GP決勝
2度のセーフティーカーが出動した波乱のレースだったが、大方の予想どおり、フェルスタッペンの圧勝。
2位以下を大きく引き離したタイム差だ。
ペレスも3位で表彰台獲得。
今年もレッドブルは手がつけられないほどの強さだ。
フェラーリやマクラーレンは昨年に比べかなり戦闘力は上がってきたが、レッドブルはその何歩か先を行っている。
RBの2台は残念ながらどちらもリタイヤ。
角田はマグヌッセンにぶつけられ、リカルドはストロールにおかま掘られ終了。
今回あまり良いところがなく、最後はあっけない幕切れだった。
アロンソはセーフティーカー中のタイヤ交換で戦略ミスか?なんとか7位フィニッシュ。
母国GPとなる周冠宇は14位完走、入賞は叶わなかったが、それでも本人嬉しさで涙していた。
ヒュルケンゲルグが10位、今年のハースはやはり速そうだ。
それにしても同僚のマグヌッセンは、無理なドライビングが目立つ気がする。
というわけで中国GPは終了したが、まあ何というか、レッドブル+フェルスタッペンが速すぎてつまらん。
そう思っているのは、私だけではないはずだ。
恐らく今年もこのままな感じでいくのだろう。
F1はね、視聴者からしたら当たり外れのシーズンがある。
今年は・・・。
そういえば今回は推しドラを忘れていた。
まいっか、次回のマイアミGPでね。