2024年F1|第11戦オーストリアGPスプリント/決勝振り返り

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2024年6月30日、F1第11戦オーストラリアGPが開催された。

今回は前日にスプリントレースも開催されている。

結果としては、マックス・フェルスタッペンの勝利。

その後にマクラーレンの2台が続く。

さてここ最近のレースをみていると、マクラーレンが非常に昇り調子だ。

コンストラクターズポイントではフェラーリに劣るが、レースでの勢いが凄まじい。

数レース前まではレッドブルのフェルスタッペンが今年も独走かと思いきや、嬉しいことにノリスとピアストリが交戦している。

またメルセデスもマシンが良く仕上がってきたのか、ジョージもルイスも調子良さそうだ。

スプリントではフェルスタッペンが勝ったが、本戦ではいかがなものだろうか?

Pos.No.DriverTeamTime / GapLaps
11M.フェルスタッペンレッドブル26’41.38923
281O.ピアストリマクラーレン0’04.61623
34L.ノリスマクラーレン0’05.34823
463G.ラッセルメルセデス0’08.35423
555C.サインツフェラーリ0’09.98923
644L.ハミルトンメルセデス0’11.20723
716C.ルクレールフェラーリ0’13.42423
811S.ペレスレッドブル0’17.40923
920K.マグヌッセンハース0’24.06723
1018L.ストロールアストンマーティン0’30.17523
1131E.オコンアルピーヌ0’30.83923
1210P.ガスリーアルピーヌ0’31.30823
1322角田裕毅RB0’35.45223
143D.リカルドRB0’39.39723
1514F.アロンソアストンマーティン0’43.15523
162L.サージェントウイリアムズ0’44.07623
1723A.アルボンウイリアムズ0’44.67323
1877V.ボッタスキック・ザウバー0’46.51123
1927N.ヒュルケンベルグハース0’48.42323
2024周冠宇キック・ザウバー0’53.14323
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント

CarNo.27 10秒タイム加算ペナルティ(他のドライバーをコースアウトさせた)

auto sport web様より引用

それでは本戦を観戦する。

本日の一杯はジョニーウォーカーのブラックラベル。

スモーキー具合が心地よい一杯に仕上がるハイボールが個人的にオススメ。

さて、では本戦を振り返っていこう。

まずスタートに関してはフェルスタッペンが好スタートし2番手にノリス、ラッセルが3番手に続いた。

ルクレールはいきなりのピットイン、接触したようだった。

角田もアロンソを抜き、順位を上げていく。

ハミルトンもタイムが良さそうだ。

3周目のラッセルVSハミルトンは熱いバトルだった。

やはりマクラーレンとメルセデスは速いのかな。

でもそれ以上に異次元の速さを見せているのがフェルスタッペン。

2位以下を引き離していく。

心配なのはペレス。

今シーズンの調子の悪さからクビがかかっているプレッシャーもあるのか、序盤でピアストリを押し出すような強引さが出ていた。

ペレスにとっては、ここ数レースが勝負どころだろうか。

11周目、ハースのマグヌッセンとRBのリカルドが早めのタイヤ交換。

ハードタイヤに履き替える。

次にヒュルケンベルグとアロンソもタイヤ交換。

ルクレールはタイムが上がらない。

接触でバランス崩れたか?

18周目にはフェルスタッペンとノリスの差が5秒9。

やはりレッドブルの戦闘力がかなり上なのかな?

20周目にアルピーヌのオコンがピットイン。

ペレスと同様、今期でクビになりそうな境遇である。

ちなみに今期で消えそうなのが、ペレス、オコン、リカルド、サージェント、マグヌッセンあたりかな。

F1の世界は厳しいものである。

22周目にハミルトンとペレスもピットイン。

ラッセル、サインツもピットイン。

フェルスタッペンが入ると、当然それに合わせてノリスもピットへ。

そんななか、ハミルトンは5秒ペナルティ。

ピットアウト時に白泉を踏んだことが原因のようだ。

次のピットストップで5秒ペナルティを消化予定だ。

33周目にペレスにペナルティ。

ピットレーンのスピード違反のようだが、散々だな。

彼はレッドブルに残れるのだろうか?

ちなみにレッドブルにはエースドライバーのフェルスタッペンがいる。

そしてセカンドドライバー候補は何人か挙がっているのも事実のようだ。

その一人が角田。

どうなんだろうか。

日本人を応援したい気持ちはある。

F1以外でもフェルスタッペンと角田は交流があるので、良い関係は築けるかもしれない。

でもチームが求めているのは、角田ではないうような気がする。

角田は自分の勝ちを目指す人。

それに対しレッドブルチームは、フェルスタッペンのフォローができる人物を求めているような気がする。

そい考えると候補の一人であるリアム・ローソンも外れそうな気がする。

角田と同じ匂いがするからだ。

ペレスはセカンドドライバー、つまりサポートドライバーとしては最適なのである。

だから調子の悪い彼を、チームはなかなか外せないであるのではないか。

レッドブルはきっと、ミハエル・シューマッハで言うルーベンス・バリチェロみたいな、そんなペレスを買っているのである。

F1は世界のトップドライバーが集まるレースである。

各国を代表し、自信とプライドと頂点に立つ目標を誰もが持っているに違いない。

どんななか、2番手でサポートに徹する役って、やっぱ辛いんだろうな。

それを希望するドライバーも少ないだろう。

だからレッドブルはなかなかペレスを外せないのではないだろうか?

個人的には、そう考えてしまう。

さて46周目に角田がピットイン、15番手で復帰する。

今回のレースでは、RBは厳しいそう。

なんとか入賞できれば嬉しいが、それもかなり遠そうだ。

47周目にラッセルがピットイン、6位で復帰する。

ラッセルは地味なレース展開だが、着実に上を狙っているのだろうか。

そして51周目にフェルスタッペンがピットへ入る。

ノリスも続けて同じタイミングで入る。

レッドブルのピットミスもあり、二人の差は2秒弱。

そんあタイミングでフェルスタッペンがブレーキングミス。

1秒7まで縮まる。

あんなにスモーク上げてタイヤ大丈夫か?

そして全力プッシュするノリスは、ついに1秒以内に入る。

DRSが使える勝負に持ち込んだ。

58周目にノリスにトラックリミットで黒白警告。

それでも59周目にフェルスタッペンのインに入りパスしようとするが、止まりきれす一旦ポジションを譲る。

二人のバトルは続く。

63周目はフェルスタッペンが押し出される感じでコースの外へはみ出す。

双方の言い分が無線で飛び交う。

二人のバトルは、とても熱かった。

そして事件は起こった。

64周目、アウトから抜こうとしたノリスとフェルスタッペンが接触。

フェルスタッペンの左リヤタイヤがパンク、そしてイエローフラッグ。

お互い飛び出してノリスが右から抜こうとしたが、フェルスタッペンは譲らない。

ノリスも右リヤタイヤにダメージがありピットイン指示、さらにペナルティが課せられる。

フェルスタッペンとノリスはピットへ。

そこで先頭に立つのがラッセル。

ピアストリはサインツを抜き2位へ。

ラッセルとの差は2秒8。

ピアストリの初優勝も見えてきた?

ピットインしたノリスはマシンダメージのせいか、そのままリタイヤ。

そしてバーチャルセーフティーカーへ。

フェルスタッペンは5位で復帰。

67周目にバーチャルセーフティーカーが消え、ラッセル、ピアストリ、サインツの戦いへ。

それぞれタイムを刻むバトルが展開されるが、最終的にはラッセルがそのままトップチェッカー。

なんと劇的な勝利だろうか!

ラッセルは生涯2勝目を飾る。

2位はピアストリ、3位にサインツ。

残念なフェルスタッペンは5位フィニッシュ。

今回はまさに友人同士の対決。

お互い確執が残らなければ良いが。(後日フェルスタッペンとノリスは和解した)

意地と意地のぶつかり合いがレース終盤で見られたのは、非常に面白みのあるものだった。

レッドブル一強ではない、マクラーレンもメルセデスも戦えるんだ、そうアピールされたようなレースだった。

一人だけの独走ではなく、このようなバトルが観られたのは嬉しいことだ。

今後もマクラーレンやメルセデスは、レッドブルに挑戦し続けられるかもしれない。

そう思うと、以降のレースが非常に楽しみに思えてきた。

次戦ノリスはどうなるか?

メルセデスは連勝できるか?

次回のイギリスGPを楽しみに待つとしよう。

最後に、今回オーストリアGP本戦のレース結果を残しておく。

Pos.No.DriverTeamTime / GapLaps
163G.ラッセルメルセデス1h24’22.79871
281O.ピアストリマクラーレン0’01.90671
355C.サインツフェラーリ0’04.53371
444L.ハミルトンメルセデス0’23.14271
51M.フェルスタッペンレッドブル0’37.25371
627N.ヒュルケンベルグハース0’54.08871
711S.ペレスレッドブル0’54.67271
820K.マグヌッセンハース1’00.35571
93D.リカルドRB1’01.16971
1010P.ガスリーアルピーヌ1’01.76671
1116C.ルクレールフェラーリ1’07.05671
1231E.オコンアルピーヌ1’08.32571
1318L.ストロールアストンマーティン1Lap70
1422角田裕毅RB1Lap70
1523A.アルボンウイリアムズ1Lap70
1677V.ボッタスキック・ザウバー1Lap70
1724周冠宇キック・ザウバー1Lap70
1814F.アロンソアストンマーティン1Lap70
192L.サージェントウイリアムズ2Laps69
204L.ノリスマクラーレンDNF64
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGP決勝

CarNo.23 5秒タイムペナルティ(ピットエントリーでのラインを超えた)
CarNo.4 5秒タイムペナルティ(トラックリミット違反)
CarNo.1 10秒タイムペナルティ(他車との接触を引き起こした)

auto sport web様より引用
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