2024年6月9日、F1第9戦のカナダGPが開催された。
ケベック州のモントリオールにあるジル・ヴィルヌーヴサーキット。
伝説のフェラーリドライバー、ジル・ヴィルヌーヴの名がついている。
ちなみにジルの息子であるジャックは、97年のF1ワールドチャンピオンだ。
さすがにジルは知らないが、ジャックのレースはリアルタイムで観ていた。
うーむ、懐かしい・・・。
予選ではメルセデスのラッセルとレッドブルのフェルスタッペンが1分12秒ジャストの同タイム。
先にタイムを出したラッセルがポールポジションだ。
昨年までのレッドブル独走ではなく、メルセデスやフェラーリ、マクラーレンが優勝争いに絡んでこれるようになった最近のレースはかなり熱い。
日本人ドラインバーの角田も、今年はものすごく上り調子。
今日は酒が進みそうな展開が期待できるかな。
さて今日の相棒はコイツ。
ん?どこかで見たようなマーク。
そう、F1好きならば秒でわかるだろう。
マクラーレンのトレードマークだ。
ということで、今日の一杯は有名なジャックコークのマクラーレンエディション。
マクラーレン勢の予選は、ノリスが3位でピアストリ4位。
ワンチャン優勝争いにも絡んでいけるか?
ということで、今回の推しドラはノリスとピアストリでいく。
マクラーレンを応援しよう。
雨のカナダGP決勝レース。
フォーメーションラップが終わり、各車スターティンググリッドへ並ぶ。
ハースはフルウェット、その他のチームはインターミディアムでスタートする。
グリーンフラグが振られ、ついに決勝がスタート!!
各車慎重なコーナリングワーク、ポールのラッセルが1コーナーを制し、フェルスタッペンが続く。
2台のマクラーレンは3位と4位、アロンソが5位にジャンプアップ。
角田は遅れて10位後退。
フルウェットのハース2台が速く、どんどんオーバーテイクしていく。
どこまでフルウェットの旨みが続くのか?小松さん。
マグヌッセンはマクラーレン1台を抜き4位まで上がるが、空は青空が見えてくる。
フェラーリのルクレールはエンジン異常をチームに訴える。
5周目に入ると雨は上がり始め、コースも乾いたラインが現れてくる。
こうなるとインターミディエイトの方が速くなる。
6周目にはサージェントがコースアウト。
アロンソとハミルトンのバトルが熱い。
8周目にマグヌッセンが急にピットイン、タイヤをインターミディエイトに交換するが、ピット時間がかかり14位でコースへ戻る。
路面がかなり乾いてくると、ラッセルとフェルスタッペンがファーステストタイムを出し合う。
そしてノリスも続く、いやかなり速い。
ガンバレ推しドラ!!
17周目にはフェルスタッペンの珍しいコーナリングミス。
後のノリスが迫ってくる、そしてDRSが解放されバトルが熱くなる。
各車タイヤを使い始めタイムを上げていくが、10分後くらいにはまたも雨予報。
タイヤの温存派と使い切り派で明暗別れるか?
20周目になんと、ノリスがフェルスタッペンをオーバーテイク!!
のりのりノリスがやってきた。
そしてすぐにラッセルへと迫る。
そして21周目にノリスがオーバーテイク、ラッセルはオーバランしフェルスタッペンにも抜かれた。
そしてもうすぐ雨が降り出してくる。
この時に各車の位置関係はどうなってくるのか?
25周目にサージェントがスピンしストップ、イエローフラッグからセーフティーカーへ。
各車一斉にインターミディエイトへタイヤ交換。
タイミングが悪かったノリスは1周遅れでピットイン、不運にも3位で復帰する。
セーフティーカーエンディングのタイミングで、フェラーリのルクレールはなんとスリックタイヤへ交換。
大博打に出た。
しかし雨は降り出して全くついていけない。
なんでそこで博打したんだよ、フェラーリさん。
40周目に入ると雨も上がり、ガスリーが早めにスリック勝負に出る。
43周目にはルクレールがついにリタイヤ。
前回モナコ勝者が散々な結果、どうしたフェラーリ。
44周目にハミルトンがスリックに交換、そして各車も動き出す。
残り25周だが、ハードとミディアムタイヤに分かれる。
ここはこの先影響してくるのか?
48周目にノリスがピットインしたが、ピットアウト時の加速に難ありフェルスタッペンに抜かれた。
1位フェルスタッペン、2位ノリス、3位ラッセル、4位ピアストリ、5位ハミルトンの順。
そして続々とファーステストアップが弾き出される。
ラッセルとノリスがオーバーテイク合戦、その隙にフェルスタッペンが逃げていく。
53周目、ペレスがリアウイングにダメージを負ってピットイン。
54周目には好調だったアルボンがリタイヤ、サインツのスピンに巻き込まれたカタチだ。
ペレスは、今回も良いところなし。
サインツもリタイアでフェラーリはWリタイヤ。
再度セーフティーカーが入る。
59周目にレース再開。
フェルスタッペンがスタートダッシュに、メルセデス2台はニュータイヤでマクラーレンに挑戦する。
62周目ににラッセルがピアストリに迫るが、粘るピアストリ。
その後もう一度ラッセルが抜きにかかるが、今度は接触、ハミルトンが先行する。
ラッセル焦ったか?
その後ハミルトンがピアストリを抜いていく。
66周目、日本人の皆さんへ残念なお知らせ。
コーナーを曲がりきれずコースアウト、危うく後方の車と接触するところだった。
これでRBのWポイント獲得は消滅する。
残り3周、ペース好調のラッセルがノリスに迫る。
そこをラッセルがハミルトンをオーバーテイク。
メルセデス同士のクリーンなバトルだ。
そしてついにファイナルラップに入る。
結果的に後半安定感を見せたフェルスタッペンが優勝。
ノリス2位、ラッセルが3位表彰台に滑り込む。
レース結果は以下の通り。
auto sport web様より引用
Pos No. Driver Team Time/Gap Laps 1 1 M.フェルスタッペン レッドブル 1h45’47.927 70 2 4 L.ノリス マクラーレン 0’03.879 70 3 63 G.ラッセル メルセデス 0’04.317 70 4 44 L.ハミルトン メルセデス 0’04.915 70 5 81 O.ピアストリ マクラーレン 0’10.199 70 6 14 F.アロンソ アストンマーティン 0’17.510 70 7 18 L.ストロール アストンマーティン 0’23.625 70 8 3 D.リカルド RB 0’28.672 70 9 10 P.ガスリー アルピーヌ 0’30.021 70 10 31 E.オコン アルピーヌ 0’30.313 70 11 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 0’30.824 70 12 20 K.マグヌッセン ハース 0’31.253 70 13 77 V.ボッタス キック・ザウバー 0’40.487 70 14 22 角田裕毅 RB 0’52.694 70 15 24 周冠宇 キック・ザウバー 1Lap 69 NC 55 C.サインツ フェラーリ DNF 52 NC 23 A.アルボン ウイリアムズ DNF 52 NC 11 S.ペレス レッドブル DNF 51 NC 16 C.ルクレール フェラーリ DNF 40 NC 2 L.サージェント ウイリアムズ DNF 23 【正式結果】2024年F1第9戦カナダGP決勝
結果的には厳しいと思われたレッドブルのフェルスタッペンが優勝。
推しドラのノリスは2位だった。
最後の最後でペースがなかったか。
今回勝てると思っていたであろうラッセルは残念な結果、でも3位。
いや、望むのは3位ではないか。
角田は今回は残念な結果。
全体的には雨に翻弄されたカナダGP。
そこにエンターテイメント的な面白さが加わったが、大逆転をしたドライバーはいなかった。
個人的にはマクラーレンかメルセデスに勝って欲しかったが、やはりタッペンか。
しかしペレスは何しているのか?
契約更新した意図はなんだったんだろう?
クリスチャン・ホーナーの意図が見えてこない一戦だった。