2024年F1|第8戦モナコGP決勝振り返り

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モナコGP

2024年5月26日、81回目のモナコGPが開催された。

伝統ある市街地サーキットだ。

ここので勝利は3勝分に値するといわれるほどの、どのレーサーにとっても魅力あるレースだ。

このコースは1周が短く、狭いので抜きにくいサーキットだ。

ゆえに予選での順位が非常に重要となってくる。

まずは予選結果の確認だ。

PosNo.DriverTeamTimeLaps
116C.ルクレールフェラーリ1’10.27026
281O.ピアストリマクラーレン1’10.42424
355C.サインツフェラーリ1’10.51828
44L.ノリスマクラーレン1’10.54227
563G.ラッセルメルセデス1’10.54328
61M.フェルスタッペンレッドブル1’10.56728
744L.ハミルトンメルセデス1’10.62128
822角田裕毅RB1’10.85825
923A.アルボンウイリアムズ1’10.94829
1010P.ガスリーアルピーヌ1’11.31130
1131E.オコンアルピーヌ1’11.28520
失格27N.ヒュルケンベルグハース1’11.44020
123D.リカルドRB1’11.48221
1318L.ストロールアストンマーティン1’11.56317
失格20K.マグヌッセンハース1’11.72518
1414F.アロンソアストンマーティン1’12.01911
152L.サージェントウイリアムズ1’12.02012
1611S.ペレスレッドブル1’12.06012
1777V.ボッタスキック・ザウバー1’12.51211
1824周冠宇キック・ザウバー1’13.02811
【正式結果】2024年F1第8戦モナコGP決勝
auto sport web様より引用

ちなみにハースの2台は、予選後の車検で違反が見つかり資格となっている。

フェルスタッペン6位、ペレス16位、どうしたレッドブル!?

角田は8位、今回もシングルグリッドでのスタート。

母国で結果を残したいルクレールがポールポジションだ。

スタートは奇数列がフェラーリ、偶数列がマクラーレンと面白い位置だと思う。

DAZNではスタートを待つ間、約40分ほど中野信治の雑談的レース前解説が聞ける。

F1ファンならここから観るのが通である。

今日の相棒は、ジャパンウイスキーの山桜、スモーキーエディション。

パンチの効いたピート香がたまらない。

ノンチル・無着色の拘りも嬉しい限りだ。

さて今日の推しドラは、やはりルクレールかな。

不運なシーズンを過ごしまくってる彼も、将来のF1チャンピオン候補であることは間違いない。

過去のモナコでは表彰台にすら上がってないので、今回こそは期待すべきかポールシッター。

さて、スタートを待つ。

スタートタイヤはミディアムタイヤ10台、ハード10台。

作戦は真っ二つに分かれている。

恐らく1回ストップが主流か。

ドキドキするが、いよいよフォーメーションラップ。

晴天の地中海が美しいモナコ。

F1としては70回目のGPがいよいよスタート。

各車定位置につき、シグナルを待つ。

オーバーテイクの難しいコース。

スタートが重要だ。

レッドシグナルが順に点灯し、ブラックアウト、いざスタート!!

ルクレールが1コーナーを制し、ピアストリが続く。

サインツ、ノリスの順で、赤、黄色、赤、黄色のマシンが順に走り抜けていく。

ちなみになぜか今回は黄色のマクラーレン、ちょっと違和感あり。

と思っていたらサインツがブレーキミスか、タイヤスモークを上げラインアウト。

そしてペレスとハース2台が大クラッシュし、いきなりの赤旗。

何があったんだ?ペレスのマシンが凄いことになっている。

どうやらペレスがマグヌッセンに当てられてスピン、もう一台のハース、ヒュルケンベルグと絡んだようだ。

そしてサインツは、どうやらピアストリに当てられ、タイヤにダメージを負ったようだ。

レース序盤の波乱が2ついきなり発生。

市街地コースならではのアクシデントか。

マグヌッセン、最近やらかしすぎの気もする。

そしてガスリーとオコンも接触していたようだ。

レース再開はスタンディングスタート。

再スタートオーダーは、サインツは3番手のまま、オコンも元の位置に戻るようだ。

そしてタイヤ交換。

赤旗の場合、この時点でタイヤ交換は自由である。

1周しかしていないが、変えてくるチームはあるのか?

どうやらほぼ皆タイヤ交換しているようだ。

これがどのように影響してくるのか・・・。

2度目のレッドシグナル、そしてブラックアウト!!

どうやら今回は綺麗なスタートのようだ。

角田は8位キープ。

レースペースはかなり遅い。

つまりこのままタイヤをもたせる作戦のようだ。

そうなるとミディアムタイヤ勢はどうなるのか?

いや、そもそも本当に最後まで持ってしまうのか?

その辺りが見どころになりそうだ。

こう着状態が続く。

各車速度を抑えているので、何も起こらないレース。

見ている側としては、正直退屈だ。

43周目、ストロールがタイヤ交換でピットイン。

後ろとのタイム差が大きかったので、そのままの順位で戻る。

とにかく耐久レース。

タイヤをもたせるための走り。

角田は前のハミルトンと40秒以上も広げてタイヤを温存している。

特にミディアム勢は、最後まで持つかわからない。

だから膠着レース。

そう思っていたら、突然ストロールがパンク。

交換したばかりの左リヤが飛んでいった。

ストロールはソフトに履き替え、最後尾で戻る。

何があったのか?

どうやらシケインでタイヤをヒットさせたようだ。

そうこうしていると、ミディアム勢に動きが出てきた。

まずハミルトンがピットイン、ハードに変える。

次にフェルスタッペンがハードに交換、変わらずハミルトンの前で戻る。

入ると思われたラッセルは、謎のステイ。

そして上位4台は、ペースを上げ始めた。

一体誰が何と戦っているのか?

ハミルトンとフェルスタッペンがファーステストラップを出し合っている。

角田は後ろのアルボンを防御しつつ、タイヤ温存しているのか?

そうこうしているうちに、フェルスタッペンがラッセルに追いついてきた。

消耗ミディアムvs新品ハード。

フェルスタッペンは攻めるが、なかなかラッセルは抜けない。

上位4台もタイヤの持ちを確信し、ペースを上げていく。

やっとレースらしいレースになる。

推しドラのルクレールが一歩先行し、2位のピアストリは3位のサインツにせっつかれる。

しかしここはモナコ。

1秒2秒の速度差はあっても、前の車は抜けない。

角田を攻めていたアルボンも諦めたか。

角田は1分15秒9のタイムを出す。

つまりタイヤを温存し、耐えた走りをしていた証拠。

昨年より大きく成長した証なのか。

今年の順調なキャリアにも十分納得のいく証拠となる。

次の周1分14秒9、ファーステスト狙ってるのか?

ファイナルラップ。

大歓声のなか、母国初優勝のルクレール!!

ついにやったか。

無線で喜びの雄叫びが聞こえてきた。

モナコ人初のF1優勝者らしい。

そして角田が帰ってくる。

ファーステストを狙っている。

結果は自己ベスト止まり。

しかし素晴らしい走りだった。

消耗したタイヤでここまでできるんだね。

表彰台の頂点に立つルクレール。

モナコ国家、そしてイタリア国家が鳴り響く。

最初のレースアクシデントによって、タイヤ温存レースになってしまった今回のGP。

退屈なレースと言われるかもしれないが、最後は納得のできる結果だった。

おめでとう、ルクレール。

そしてよくやった、角田。

やはりモナコGPは、すべての人々にとって特別な1日であったに違いない。

次戦はカナダGPだ。

ルクレールはこの調子を維持できるか?

PosNo.DriverTeamTime/GapLaps
116C.ルクレールフェラーリ2h23’15.55478
281O.ピアストリマクラーレン0’07.15278
355C.サインツフェラーリ0’07.58578
44L.ノリスマクラーレン0’08.65078
563G.ラッセルメルセデス0’13.30978
61M.フェルスタッペンレッドブル0’13.85378
744L.ハミルトンメルセデス0’14.90878
822角田裕毅RB1Lap77
923A.アルボンウイリアムズ1Lap77
1010P.ガスリーアルピーヌ1Lap77
1114F.アロンソアストンマーティン2Laps76
123D.リカルドRB2Laps76
1377V.ボッタスキック・ザウバー2Laps76
1418L.ストロールアストンマーティン2Laps76
152L.サージェントウイリアムズ2Laps76
1624周冠宇キック・ザウバー2Laps76
NC31E.オコンアルピーヌDNF0
NC11S.ペレスレッドブルDNF0
NC27N.ヒュルケンベルグハースDNF0
NC20K.マグヌッセンハースDNF0
【正式結果】2024年F1第8戦モナコGP決勝
auto sport web様より引用
モナコGP

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