2024年3月10日第2戦、F1サウジアラビアGP決勝を振り返る。
今回の注目ポイントは、18歳のオリバー・ベアマンがフェラーリでF1デビュー。
F1成功者が最も多いイギリス人だ。
先輩ドライバーはハミルトン、マンセル、バトン、ヒルなどチャンピオン経験者多数。
いきなりフェラーリに乗れるのも凄い。
ということで、今回の推しドラはベアマンで決定。
ちなみに今回は虫垂炎で緊急手術となったサインツの代打出走だ。
光のイルミネーションが美しいナイトレースに、エキゾースト音が鳴り響く。
決勝は50周勝負。
スタートはポールポジションはフェルスタッペンが良いスタートだった。
奇数列のペレスも出だしは良かったが、イン側のルクレールに2位を奪われる。
角田は予選9位で好位置発進だったが一つ順位を落としたところで、推しドラのベアマンが後ろから襲いかかる。
いきなりの見どころではないか。
ベアマンは角田をオーバーテイクすると、その後もヒュルケンベルグをメインストレートでパスしていく。
とても新人には思えない見事な走りだった。
角田はマグヌッセンとバトルしオーバーテイクしかけたが、強引に抜き返された。
ハースは今年も上り調子のようだ。
そんなハースのチーム代表は、今年から日本人の小松さんだ。
マグヌッセンをわざと遅く走らせ後ろをおさえたことで、ピット作業後のヒュルケンゲルグを安全に前に出したチームプレイは小松マジックのようだ。
この人は相当なキレものなのだろうか?
今後に注目していきたい。
まだ何とも言えない立ち位置が、メルセデスとマクラーレンか。
今回はマクラーレンの方が動きがよかったように思う。
ノリスもピアストリも動きは良かった。
だがフェラーリには一歩及ばないか・・・。
そしてレッドブルは今回も安泰のようだ。
フェルスタッペンは全く危なげなく最初から最後までトップを快走。
ペレスも6周目にルクレールを抜いてからは、あまりテレビに映ることもなく2位チェッカー。
またもやレッドブルのワン・ツーか。
レッドブルが速すぎて他チームを圧倒。
そしてフェルスタッペンが速すぎてペレスを圧倒。
これって昨年と変わらんじゃん。
優勝争い目線で観てしまうと、どうやら退屈なシーズンになる予感。
自分で見どころを探さないといけないようだ。
そういった意味では、今回の推しドラであるベアマンは良かった。
デビュー戦でしっかり仕事して初ポイントを獲得。
サインツの代走なので、次のチャンスがいつなのかはわからない。
しかしベアマンの名前は記憶に留めておこう。
さて、最後にレース結果を確認していおく。
角田は15位か・・・。
9位スタートなだけにもったいない。
日本人ドライバーには頑張って欲しいが、ベアマンのような走りを観てしまうと・・・ね。
次戦のオーストラリアGPに期待。
Pos. No. Driver Team Time/Gap Laps 1 1 M.フェルスタッペン レッドブル 1h20’43.273 50 2 11 S.ペレス レッドブル 0’13.643 50 3 16 C.ルクレール フェラーリ 0’18.639 50 4 81 O.ピアストリ マクラーレン 0’32.007 50 5 14 F.アロンソ アストンマーティン 0’35.759 50 6 63 G.ラッセル メルセデス 0’39.936 50 7 38 O.ベアマン フェラーリ 0’42.679 50 8 4 L.ノリス マクラーレン 0’45.708 50 9 44 L.ハミルトン メルセデス 0’47.391 50 10 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 1’16.996 50 11 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’28.354 50 12 20 K.マグヌッセン ハース 1’45.737 50 13 31 E.オコン アルピーヌ 1Lap 49 14 2 L.サージェント ウイリアムズ 1Lap 49 15 22 角田裕毅 RB 1Lap 49 16 3 D.リカルド RB 1Lap 49 17 77 V.ボッタス キック・ザウバー 1Lap 49 18 24 周冠宇 キック・ザウバー 1Lap 49 NC 18 L.ストロール アストンマーティン DNF 5 NC 10 P.ガスリー アルピーヌ DNF 1 【正式結果】2024年F1第2戦サウジアラビアGP 決勝 CarNo.20:10秒のタイムペナルティ(接触の原因)
auto sport web様より引用
CarNo.20:10秒のタイムペナルティ(コース外のアドバンテージを得たため)
CarNo.11、CarNo.22:5秒のタイムペナルティ(危険なリリース)